JR加古川駅周辺のにぎわいづくり(ウォーカブルなまちづくり)
JR加古川駅周辺をにぎわいがあり、みんなが訪れたい場所にしていこう!
「2040年の加古川駅周辺を考える若者ワークショップ」を開催!
8月19日(土)に、オフラインイベント「2040年の加古川駅周辺を考える若者ワークショップ」を開催しました。
天気が良く、熱い日となりましたが総勢17名の高校生、大学生の皆さんにお集まりいただきました!
冒頭の岡田市長による挨拶では、河川敷や寺家町商店街などを含めた加古川駅周辺のエリアについて、さらに回遊していただけるまちを目指した 「河川敷や駅前広場等を活用した実証実験」、「人の流れを計測できる高度化見守りカメラの設置」などの現在進めている取組について紹介しました。また、2040年の加古川駅周辺の再整備のイメージを参加者の皆さんと共有するために3Dで作成した駅周辺の将来像のイメージを皆さんに見ていただきました。
3D動画を活用することで将来のイメージ像を参加者全員で共有することができ、その後のワークショップが円滑に進みました!
そして、ワークショップといえばCode for Japanの東さん!ということで、今回も東さんにファシリテーターをお願いし、「グループワーク①:駅前マップで見るアイデア発散」「グループワーク②:イマからできそうな駅周辺の2030年を考える」を実施しました。
グループワーク①の前には加古川市市街地整備課から「JR加古川駅周辺まちづくり(案)」について説明を行いました。 2040年の加古川駅周辺の再整備に向けた計画・予定などを説明し 、参加者の皆さんがグループワークで理想的な駅周辺のアイデアを出しやすくするための説明を行いました。
説明の後はグループワーク①です。グループワーク①では、今までのワークショップやDecidimで出てきたアイデアを紹介しつつ、2040年ごろには子育て世代となる参加者の皆さんが「こんな駅前だったら住み続けたい」と思うようなアイデアを自由に出し合い、グループ内で共有・議論・ブラッシュアップしました。
各班で議論した内容を紹介します!
【1班】
- レトロな雰囲気を売りにするようなまち
- 飽きないまち(期間限定ポップアップ・ギャラリー展示)
- シェアサイクルを電動に!
- 季節が感じられる花壇
- 駅~ヤマトヤシキ~ニッケを一つの歩道橋でつなぐ!
- キレイなトイレや屋根付きのベンチ ・・・
【2班】
- おすすめの場所・お店をみんなで書き込める地図を設置
- 駅掲示板を設置(待ち合わせや伝言などに活用)
- 不要になった本を集める本棚の設置
- 交換ノートを設置(誰でも書き込めて誰でも返信可能)
- イラストがあふれる商店街に(歩くのが楽しくなるような道に)
- 河川敷や日岡山公園へのシャトルバス
- 加古川市内を歩くとポイントがたまる制度
- 南北に行きやすいように整備
- 駅前から徒歩で行ける大型公園
- ビルを増やして、企業誘致
- 休日にわざわざ行きたくなるような施設(映画館など)
- 学びの場の提供(美術館など) ・・・
【3班】
- 加古川の歴史を知れるミニ資料館
- 予定の合間に休憩できるスペース
- ベンチをたくさん設置し交流できるような広場
- 屋根付きベンチの設置
- 加古川駅~ニッケまでの歩行道路
- 加古川のオブジェ(フォトスポット)
- ゴミ箱の増設
- 屋台を曜日別で出す
- 映画館などの娯楽施設を駅前に
- ウォーカブル広場にキッチンカーなどのイベント ・・・
昼休憩では、グループワーク①で出したアイデアが実現可能かどうかを確認するために、 それぞれの班ごとに駅周辺に出かけていました。実際の街の様子を感じることで、より実現性のある具体的で理想的な駅周辺のアイデアを思い付いたのではないでしょうか。
グループワーク②の前には加古川市政策企画課から「イマから始める加古川駅周辺でできること」について説明を行い、駅周辺が抱えている課題などを紹介しました。
また、グループワーク②「イマからできそうな駅周辺の2030年を考える 」を実施するにあたり、”イマからできそうな”アイデアを出すための条件(例えばエリアをAエリア、Bエリア、Cエリアに限定する)を皆さんと共有しました。(条件の詳細はこちら)
グループワーク②では、エリアを絞り、実現可能性を考慮することを条件にしたアイデアを皆さんで出し合い、議論しました。
そして、それぞれの班ごとに議論した内容を発表します。
【1班】
【2班】
【3班】
3班すべての発表が終わると追加でもう一つグループワークを実施!
他の班の発表を聞いて思いついたアイデアを白い付箋に”もうプラスワン”アイデアとして書き出し、他の班の発表シートに追加します。
班ごとに議論し、発表した内容も素晴らしいものでしたが、”もうプラスワン”アイデアが追加されることでより洗練されたアイデアとなりました。
各班で議論した内容を紹介します。(付箋以外のアイデアもたくさんありました!)
白い付箋は”もうプラスワン”アイデア
【1班:Aエリア】
- 加古川駅前には滞留スペースがないため滞留スペースを作る
- 理想は南西ロータリーを芝生広場空間にしたい、そのために南モニュメント付近を実証的に活用し、実績を集め、エリアを拡大していく。
- 広場には芝生、屋根を設置し、日陰や雨をしのげる場所にする。
- 広場空間内で利用可能な移動式のベンチを設置する(マトリョーシカ風にして、使用者の利用用途や人数により使用可能なものとする。)
※駅前の既存ベンチは使用者との距離が近く隣あって座りにくい、夏場は暑く、雨の日は使用できない。机があると食事や軽作業をするのに便利だが、常設すると邪魔になりやすい等を考慮した結果、この移動式のアイデアになりました。
”もうプラスワン”アイデアとして、以下のアイデアがありました。
- 広場を夜にはライトアップしたり、BGMを流したりして雰囲気作りをしてみては。
- 滞在空間を活用するならゴミ箱がいるのでは。
- 芝生にリサイクル図書等のスペースを活用してみては。
【2班:Cエリア】
- エリアCはエリアA、Bほど人通りは多くない。落ち着いた空間が特徴。
- ロータリーで待ち合わせをしている人、車を待っている人、車で待っている人がくつろげるようなスペースにする。
- エリアCの南西側には喫煙所がある。南側を大人エリアとし、北側は子どもエリアとする。子どもエリア側に人工芝を設置し、人工芝のエリア境界には大人が腰かけるベンチを設置。
- ベンチの付近には不要になった本棚を設置。大人用の本、子ども用の絵本を広く集める。
- おすすめの場所・お店をみんなで書き込める地図を設置
- 駅掲示板を設置(待ち合わせや伝言などに活用)
- 不要になった本を集める本棚の設置
- 交換ノートを設置(誰でも書き込めて誰でも返信可能)
”もうプラスワン”アイデアとして、以下のアイデアがありました。
- 本棚には図書館・本屋から不要な本を提供してもらう。本棚の運営は図書館等と連携して実施。
- 自動貸出機能を本棚に追加。
- 芝エリアをもう少し広げる。
- 図書館とコラボし、絵本読み聞かせ会を定期的に開催。
- 本棚はテントか屋根のあるところに設置し、雨・日よけ対策を。
- 保育園と連携し、不要になった絵本を本棚に。
【3班:エリアC】
- 歩道路面に将棋の駒を描く(トリックアート、プロジェクションマッピング)
- 植栽の撤去、移設
- 屋根付きベンチの設置(憩いの場として、飲食スペースとして*キッチンカー*)
- 子ども用遊具の設置(小規模な乗り物、観覧車など)
- 喫煙所の撤去、移設
- 歩道橋上での音楽(音楽を常時流す雰囲気づくりとして、ストリートミュージシャンのイベント開催として)
- 歩道橋から靴下をつるす(地域振興イベントとして、フォトスポットを目指して、季節感をだした飾りとして+ライトアップ)
- 歩道橋からミストシャワーを降らす(憩いの場として*ベンチ設置と併せる*、熱中症対策として)
- キッチンカーをよぶ
”もうプラスワン”アイデアとして、以下のアイデアがありました。
- 将棋盤を設置
- 靴下を吊るす+靴下に文字、靴下は季節によって変える(冬はもこもこの靴下にする)
- 歩道橋のライトアップ、歩道橋から下を見たら映えるアート
- 音楽をかけて雰囲気を変える
- 水を境界として利用
- 観覧車が難しい場合は、小さいメリーゴーランドを設置
- 歩道には”歩”の駒のイラスト、車道には”飛車”の駒のイラスト
最後にファシリテーターの東さんから「今日皆さんで出し合ったアイデアを実現するためには複数のステップが必要であり、ゴールに向けてどうアプローチをしていくかについて、多様な意見を踏まえながら考えることが大事。」という講評をいただきました。
また、加古川市では「高度化見守りカメラ」や「シェアサイクル」などのデジタル技術を活用したまちづくりを進めており、これらについても更なる利活用のアイデアを募集しています。(募集ページはこちら)
ご参加いただいたみなさん多くのアイデアありがとうございました!!!
加古川市では本日のワークショップで学生の皆さんからアイデアをいただいたように、市民の皆さんと一緒に加古川駅周辺のまちづくりを今後も考えていきます。
加古川市版Decidimではグループワーク②の内容を9月30日まで意見募集しています。若者のアイデアに刺激を受けた皆さんのアイデアをお待ちしています!
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